馬上の二人

読書記録。ネタバレ有り。

ホレス・ウォルポール『オトラントの城』

オトラントの城 (1983年) (ゴシック叢書〈27〉)

オトラントの城 (1983年) (ゴシック叢書〈27〉)

 

  ゴシック小説がこんな風に始まったことに驚かされる。ジョン・ディクスン・カーにも負けないほどのプロットのドタバタと錯綜ぶり、息もつかせないほどの展開の急激さの彼方から巨人の哄笑が聞こえてくる。